DrivePro Body Toolbox

ユーザーズマニュアル


1. 対応製品

ウェアラブルカメラ

  • DrivePro Body 70
  • DrivePro Body 60
  • DrivePro Body 30
  • DrivePro Body 52
  • DrivePro Body 20
  • DrivePro Body 10B
  • DrivePro Body 10A

2. システム要件

ソフトウェアのダウンロード

DrivePro Body Toolboxは以下のオペレーションシステムに対応

  • Microsoft Windows 10 以降の64bit OS

  • macOS 10.14 以降 (Intelプロセッサ搭載のMac)

Note

  • Microsoft .Net framework 4.6.1以降のインストールが必要

3. ハードウェア要件

  • DrivePro Bodyを付属のケーブルを使用してPCに接続する必要があります

  • IntelチップのみでMacをサポート

4. 状態

状態メニューではDrivePro™ Bodyの基本情報として、ユーザーラベル、モデル名、デバイスのシリアル番号、ファームウェアバージョン、チーム同期のグループ番号、空き容量、バッテリー残量が確認できます。

  • ユーザーラベルやチーム同期の設定を変更する場合に をクリックします。

  • デバイスを検出する場合に をクリックします。

  • 録画ファイルの再生やスナップショットの表示をする場合に をクリックします。

  • ウェブカムモードを利用する場合に をクリックします。

  • バックアップをする場合に をクリックします。

5. 設定

設定メニューではデバイス、動画、動画スタンプの設定変更ができます。

デバイスの設定

  • PCの設定時刻と同期:設定ボタンをクリックすると、デバイスの時刻をPCの時刻と同期します。

  • ステルスモード:ステルスモードのオン/オフを切り替えます。オンにすると、LEDランプとブザーが非動作になります。

    • オプション:オフ / オン
  • LED表示灯:録画時のLEDランプの動作/非動作を設定します。

    • オプション:オフ / オン
  • ブザー:録画時と電源オン/オフ時のブザーの動作/非動作を設定します。

    • オプション:オフ / オン
  • バイブレーター:録画時と電源オン/オフ時のバイブレーターの動作/非動作を設定します。

    • オプション:オフ / オン
  • スナッププショット撮影ボタン:スナップショット撮影ボタンを長押しした場合の動作を設定します。

    • オプション:
    • DrivePro Body 30/10:赤外線LED / ボイスレコード
    • DrivePro Body 20/52:Wi-Fi機能 / ボイスレコード
  • 赤外線LED:赤外線LEDの起動方法を設定します。

    • DrivePro Body 30/10のみ対応
    • オプション:手動 / 自動
    • スナップショット撮影ボタン(DrivePro Body 30/10)を「赤外線LED」に、赤外線LEDの起動方法を「自動」に設定した場合、スナップショット撮影ボタンを操作しなければ、赤外線LEDは自動で点灯/消灯しますが、一度でもスナップショット撮影ボタンを操作して赤外線LEDの点灯/消灯を行うと、以降は自動で点灯/消灯しません。
  • オーディオサンプルレート:オーディオのサンプルレートを設定します。

    • オプション:22050 Hz / 24000 Hz / 32000 Hz / 44100 Hz / 48000 Hz
  • 機能ボタンによるリセット:電源ボタンとスナップショット撮影ボタンを同時に5秒間長押しするとデバイスをフォーマットして出荷時状態にリセットします。(デフォルト設定:オフ)

動画設定

  • 解像度:録画の解像度/フレームレートを設定します。

    • オプション:1080p/60fps / 1080p/30fps / 720p/60fps / 720p/30fps / 480p
  • 動画フォーマット:録画データのファイルフォーマットを設定します。

    • オプション:MOV / MP4
  • ループ録画:空き容量が無くなった場合に古いファイルを新しいファイルで上書きして録画を継続するかを設定します。

    • オプション:オフ / オン
  • 録画の長さ:録画ファイルの録画時間を設定します。

    • オプション:3 分 / 5 分 / 10 分
  • LED信号機設定:LED信号の点滅を低減するための適度な周波数を選択します。

    • オプション:50 Hz / 60 Hz (東日本は50Hz、西日本は60Hzに設定)
  • マイク:録画時のマイクのオン/オフを設定します。

    • オプション:オフ / オン
  • デフォルトの録画モード:デフォルトの動作モードを設定します。

    • DrivePro Body 30/60/70 のみ対応
    • オプション:バッファモード / 録画モード
  • バッファリング動画の長さ:録画モードに切り替える前のバッファリング映像として記録される録画の長さを設定します。

    • DrivePro Body 30/6070 のみ対応
    • オプション:30 秒 / 60 秒 / 90 秒 / 120 秒
  • 録音オーディオのバッファリング:バッファリングモード時のマイクのオン/オフを設定します。

    • DrivePro Body 30/60/70 のみ対応
    • オプション:オフ / オン

スタンプ

  • ビデオスタンプ:録画日時やラベルの表示設定をします。

    • オプション:オフ / オン
  • 日付フォーマット:日付の表示形式を設定します。

    • オプション:YY/MM/DD or MM/DD/YY or DD/MM/YY
  • 時間フォーマット:時間の表示形式を設定します。

    • オプション:24 HR / AM/PM
  • ウォーターマーク:ウォーターマークの表示設定をします。

    • オプション:オフ / オン

6. ツール

ファームウェアを最新バージョンに更新したり、DrivePro™ Body のディスクフォーマットをしたり、初期状態にリセットできます。

Note

  • ディスクのフォーマットやデバイスのリセットは既存データを完全削除します。
  • ファームウェアの更新:最新のバージョンにファームウェアを更新します。

  • パスワード:デバイスにパスワードを設定します。パスワードを設定すると、デバイスはロックされ、パスワードを入力してロックを解除しないと操作を続行できません。

  • ディスクのフォーマット:デバイスをフォーマットします。

  • デバイスのリセット:設定の初期化または設定の初期化と保存データの消去を行います。

7. ファイル管理

ファイル管理メニューでは録画ファイルやスナップショットの管理、スナップショットの編集ができます。

  • をクリックすると録画ファイルを再生します。 <img style="display:inline;" src="../img/file_management_enlarge.png" をクリックすると映像をフルスクリーンで表示します。GPSデータが記録されたファイルを再生すると、移動経路を確認できます。

  • をクリックすると地図画面に切り替えます。

  • をクリックすると、ファイルのOwnerやCategoryを編集できます。

  • をクリックすると、録画ファイルやスナップショットを削除できます。

  • をクリックすると録画ファイルやスナップショットを指定したフォルダにダウンロードします。

  • をクリックすると、ファイルのOwnerやCategoryの追加、削除、編集ができます。

8. スマート検出

  1. メニューバーのスマート検出を選択します。

  2. ファイル一覧からファイルを選択すると、自動で顔を検出し、サイドバーに映像を抽出します。

  3. 抽出した映像を選択すると、スナップショットを撮影したり、顔にぼかしを加えることができます。

  4. Snapshotをクリックすると、選択した映像と同じディレクトリにスナップショットを保存します。

  5. Redactionをクリックするとぼかしモードに切り替わります。

  6. ぼかしモードでは、顔にぼかしを加える映像を抽出された映像から最大10選択できます。

  7. Applyをクリックすると選択した映像にぼかしが加えられます。また、音声データを削除することもできます。

  8. 処理が完了すると、ぼかしを加えた映像データは元の録画ファイルと同じディレクトリに保存されます。

9. ウェブカメラモード

Note

  • 現在、DrivePro Body 30/60/70 のみ利用可能です。
  1. をクリックするとウェブカメラモードが起動します。

  2. OKをクリックすると、ウェブカメラモードに切り替わります。

  3. をクリックしてテスト画面に移動します。

  4. テスト画面で映像を確認します。

  5. をクリックしてマイクのテスト画面に移動します。

  6. マイクのテスト画面で、マイクが正常に音声を受信できているか確認します。

  7. テストが完了したら、 または をクリックしてテスト画面を閉じます。

  8. ウェブカメラモードを終了する場合、 をクリックすると、終了させるための手順が表示されるので、それに従って操作してください。

10. チーム同期

Note

  • この機能はDrivePro Body 30/60で利用できます。

チーム同期はBluetoothを利用した機能で、1台のDrivePro Bodyをバッファリングモードから録画モードへの切り替え操作を行うと、同一のチーム番号に設定した他のDrivePro Bodyも自動的に録画モードに切り替わります。

チーム同期を有効にしたい場合は、以下の手順を参照してください。

  1. DrivePro Body 30/60/70 をPCに接続し、DrivePro Body Toolboxを起動します。

  2. 「Edit User Label」アイコンをクリックし、Team syncをOffまたはチーム番号(1~10)に設定します。

  3. 設定が完了したら、DrivePro BodyをPCから取り外します。

11. Bluetoothウェークアップ

Note

  • 現在のところ、この機能を利用できるのはDrivePro Body 60のみです。

Bluetoothウェークアップはチーム同期の拡張機能で、チームのリーダーに設定したDrivePro Bodyを録画モードにすると、同一のチーム番号に設定した他のDrivePro Bodyも自動的に電源オンとなり、録画を開始します。

Bluetoothウェークアップを利用するには、以下の手順で機能を有効にしてください。

  1. DrivePro Body 60をPCに接続し、DrivePro Body Toolboxを起動します。

  2. 「Edit User Label」アイコンをクリックし、Bluetoothウェークアップを利用するチーム番号を選択して「Leader」にチェックマークを入れます。

  3. 設定が完了したら、DrivePro BodyをPCから取り外します。

12. 詳細設定

画面上部にある をクリックすると、DrivePro™ Body Toolboxの設定を変更できます。

項目 説明
Windows起動時のオートラン DrivePro Body ToolboxはPCの電源オン時に自動的に起動します。
起動時に最小化 DrivePro Body Toolboxは起動時に自動的に最小化されます。
言語 DrivePro Body Toolboxの表示言語を設定します。
自動バックアップ DrivePro Bodyに保存されているファイルをPC接続時に自動でバックアップします。
バックアップ後にディスクをフォーマット バックアップが完了すると、DrivePro Bodyは自動でフォーマットされます。
セキュアデータ バックアップファイルを非共有フォルダに保存します。
バックアップフォルダのネーミング方法 バックアップファイルを保存するフォルダの名前を「Device ID」と「User Name」から選択できます。
バックアップパス バックアップファイルの保存先を指定します。
PCと自動同期 DrivePro Bodyの時刻設定を接続したPCと自動的に同期します。


トラブルシューティング

このマニュアルで問題の答えが見つからず、DrivePro Bodyソフトウェアまたはトランセンドのボディカメラに問題がある場合は、当社の技術サポートウェブサイトをご覧ください。 http://jp.transcend-info.com/Support/contact_form